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社会福祉法人 永寿荘

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社会福祉法人永寿荘 副理事長のブログ

2015.4.10

発信力

社会福祉法人永寿荘、学校法人永嶋学院では毎年、毎年、年間のスローガンを定めている。

その時その時の社会環境や法人の置かれている状況を考えながら、どんなことを意識しながら毎日を過ごしてもらいたいかのメッセージでもある。

昨年2014年度は

“進化の瞬間”

そして、本年度2015年度は、

発 信 力

とした。

2015年度は介護保険制度改革、子ども子育て支援新制度など我々の事業を取り巻く環境が大きく変化する年となっている。

そのような状況の中、これまで以上に法人の魅力やサービス内容を発信していくことが地域の中でオンリーワンの存在になることにつながると考えている。

4月1日には年間スローガンの解説として法人全体にも以下の文章を発信した。私自身も本ブログを通して発信力を高めていきたい。


発 信 力

今年度は介護保険制度の大改正、子ども子育て支援新制度の開始、社会福祉法人制度改革と我々が運営する事業で大きな節目を迎えました。
節目の年を迎え、地域の中での法人としての存在価値が大きく問われる年であるとも言えます。
以上の外部環境の中、2015年度はスローガンを「発信力」としました。
法人としての情報発信を積極的に行い、地域の中での信頼を更に高めていくことはもちろんのこと、法人内では職員一人ひとりが良い発信を続けていくことにより、互いに刺激しあい、お互いを高めていく存在になることを期待しています。

価値が多様化してきた時代、発信することは仕事の基本です。発信する力が高い法人は地域からも厚い信頼を寄せられていることが多いはずです。

ただそれは、単に「発信できるから」ではありません。発信をする過程で、法人としての情報が整理され、想い、考え方が磨かれていくからです。つまり、その法人に厚い信頼が寄せられるのは、発信することで、法人の考え方が磨かれているからなのです。

“人間は、学んだことを覚えていない。自分が言ったことを覚えている”

と言われますが、発信すると、その情報が記憶に刻まれ、自らのものになります。

「エビングハウスの忘却曲線」の話は有名です。

人は、外から情報を受け取っても1時間後には56%を忘れます。そして、1日たつと74%を忘れます。インプットしただけでは、自分の記憶の中にとどまらず、右から左に抜けてしまうのです。

しかし、インプットした情報をアウトプット(発信)すると変わります。得た情報を自分なりに考えながら編集・加工し、自分の言葉としてアウトプット(発信)すれば、それは自分のものになるのです。
働いていると多くの気づきが生まれ、また、研修に参加すれば多くの学びを得ることができます。
しかしながら、発信をしなければ自らのものとならず、本当の意味での研修の成果の習得や成長につながらないのです。

また、アウトプット(発信)の仕方も大切です。
闇雲にただ口に出す、闇雲にただ文章にするだけでは無意味です。
そのことが伝播し、人や周囲に良い影響を与えられるようにすることが大切なのです。
伝播させようとすると、伝わるように加工します。思考します。その過程で、「その情報のうち、どの部分を伝えたいのか」「どんな意味付けで伝えたいのか」を考えます。その過程が重要なのです。

その過程で人は成長します。

ぜひ、1年を通して発信を続け、自らの成長、周囲の成長、そして組織の成長、最終的には地域の成長につなげていきましょう。

発信しなければ何もわかってもらえず、法人としての存在価値も失われます。発信は重要です。
しかしそれだけでなく、発信する過程で情報を個人や組織の中にストックでき、思考を磨くことができます。発信力は仕事の基本。2015年度、このことを強く意識して毎日を過ごしていきましょう。